――原作を読まれて、どのような印象を抱かれましたか?
人間のそれぞれの感じ方、考え方、善悪が如実に描かれていると感じました。だからこそ感情移入が凄まじかったですね。
――松岡さんの演じられるキリトの印象について教えてください。
キリト君は優しい男の子ですね。優しいけどもやるときは自分の命をなげうってでもやってやる!と気合もありつつ、でもどこか抜けてる所もあったりと「放って置けない子?」ですかね。
――演じるに当たって、どのようなことを意識されているか教えてください。
やはり人の生き死にがかかっているので、演技ではリアルな感情を表現するようにしてます。
でもそれだけだと「重く」なってしまうので「日常」「戦い」「絆」等、シーンを表現するときに応じてメリハリを付けて演じています。
――キリトを演じられて、彼に共感出来る部分はありますか?
キリトくんの後悔しないために行動する姿勢、身を犠牲にしても助ける優しさ。
自分も後悔しないように現場で演技させて頂いているので、「やるときはヤル!」って言うのも、共感できますね。
――キリトというキャラクターの魅力的な部分を教えてください。
やっぱり「何だかんだで放って置けない」ところですかね?
メチャメチャ強いんですけど年齢的にはまだ子供なので、このくらいの年齢相応のたまに見せる「弱さ」それでも「戦う強さ」・・・存在自体が魅力的ですね。後は・・・本人は意外と鈍くて、知らない間に「人に好かれやすい」所でしょうか。
――パートナーのアスナのことはどう思いますか?
芯がしっかりしてる女の子、更に料理上手で強くて可愛い、惚れない訳がないですよね(笑)。でも歳相応の女の子で儚さも持ち合わせてる、このデスゲームに巻き込まれながらも懸命に生きてる姿は凄く好感が持てますね。
――ネットゲームをプレイした経験はありますか?もしありましたら、どのようなプレイをされたかなど、簡単にゲームの体験や感想をお聞かせください。
一度やったのですが、ひたすらクエストクリアしながら頑張ってたんですが・・・、途中で断念しまいそれっきりです(笑)。 いくら時間があっても足りないよ!って。
――『ソードアート・オンライン』の世界観についてはどう思われますか?
まさにリアルを写し取った世界ですよね。現実ではないけど、ファンタジーの世界を現実に昇華させた・・・といいますか、ここまで緊張感のあるゲームの世界ってないです。
でも、死の恐怖って意識はしないけど、今「自分たちが生きてる現実」の日常でもあるものですし。
もし、ソードアートのゲームの中で不安がなくなり、現実と同じように考え始めたら、それは現実と大差ない「その人にとってのリアル」になってしまうって言うのも凄い世界設定ですよね。
――もし「ソードアート・オンライン」をプレイ出来るとしたら、ゲームの中で何をやってみたいですか?
戦いたい!!体感型格闘ゲームとかないじゃないですか!でも死んでしまう設定はナシの方向で!(笑)
――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
僕たち役者陣も臨場感あるお芝居を心がけ演じています。制作スタッフの方々も「ソードアート・オンライン」に全力で取り組んで下さっています。
みんなで協力して、見て下さる皆さんに楽しんで納得していただける作品を目指して取り組んでいます。
期待のプレッシャーが無いと言えば嘘になりますが期待を凌駕する為に、「役者」×「制作」のパーティーで作品の完全クリアを目指して日々戦っているので、ソードアート・オンライン、是非とも宜しくお願いしたします!